口腔外科とはどんな診療科か
皆さんは歯科の中でも非常に独特な口腔外科というのをご存知でしょうか。この口腔外科という場所を訪れて実際に診察をしてもらったことはありますか。
私たちは生きていくうえで色んな病気やけがのリスクを負っていますので、今回はこの口腔外科というものを考えてみましょう。
しっかりこの口腔外科に関して理解を深めるならいざという時に非常に役に立つでしょう。
ではまずそもそもの口腔外科の意味合いから説明してみたいと思います。
これは口腔（口の中）や顎、そして顔面全体などの機能を「回復」させるということを目的にした診療歯科です。
一般の歯科の場合、「虫歯」を治すのが一番の仕事ですよね。
でも口腔外科の場合は顎や顔面の腫瘍を取ったり、外傷を治療し、奇形などの除去手術を行う場合もあるのです。
ですから読んで字のごとく、歯医者さんに外科の要素をプラスしたような分野であると考えてください。
また非常に有名なところではインプラントや親知らずの治療にも長けています。
さらに「意外」だと思われるかもしれませんが、現代人に多い顎関節症の治療を行うこともあるのです。
こうしてみてみると分かるように口腔外科は非常に特殊な分野で全ての歯医者さんがこの口腔外科のスキルを持っているわけではありません。
一般の歯医者さんとは全く違う診療科と理解してください。
では実際にこの口腔外科はどこで見つけることができるんでしょうか。
一部の人たちは「総合病院」や大きな病院にしかないと考えがちです。
確かに私も以前はそのようなイメージを持っていました。
しかしちゃんとインターネットなどで調べてみるとそうではないことが分かります。
口腔外科を専門にしたクリニックや個人の病院が無数に存在するのです。
ぜひこの治療を必要とするばあいは色々と事前に調べて無理なく通える範囲でどんな選択肢があるのかチェックしてみてくださいね。
さて最後にもう一つのテーマを考えてみましょう。
それはこの口腔外科の治療は公的保険の対象になるのかということです。
実はその特殊な治療内容から実費での治療費負担になることがよくあります。
でもこれはなかなか素人には線引きが難しいところです。
「保険の対象にならないから我慢しよう」という考えではなく一度口腔外科を訪れて色々聞いてみてください。
もしかすると保険の適用になる方法も存在するかもしれません。
こういった面でも口腔外科という場所を最大限有効活用しましょう。